滋賀県広域スポーツセンター  ニュースポーツルール集

 綱引き  綱引き  場所:屋内 人数:8人対8人


◆ 綱引きをする前に

 
綱引き競技は、ヨーロッパ諸国では古くから行われているスポーツで、100年以上の歴史を持ち、わが国でも運動会などの市民スポーツとして広く親しまれています。また、全国スポーツレクリエーション祭の正式種目にも採用され、人気が高まっています。8人の選手が呼吸を合わせ、監督が選手の状態と相手の状態を判断して指示を出すなど、相手チームとのかけひきとチームワークが大切なスポーツです。


用 具

*ロープ……外周10p以上12.5p以下。長さ33.5m〜36m。素材はマニラ麻。
*ロープのマーキング



場 所 ・ コ ー ト



ゲ ー ム の 進 め 方

(1) 選手
・選手8人、交代要員2人、監督1人、マネージャー1人、計12人編成。
・8人の選手の合計体重で各階級に分けられる。
・勝負は1本引きと3本引き〔2本先取〕の2種類がある。

(2) 進め方 (主審の動作)
@ 主審の集合の合図(両手を水平から上にあげて招く)で、ロープの左側を入場し整列する。
 礼の後、アンカーマン〔チームの最後部の選手〕はロープを背中に回して胸にたらす。
A 準備状況の確認(監督へ)
ピックアップザロープ(両手を前に水平に伸ばす)この号令で、選手はロープを持つ。
 最前部の選手はブルーマーク外側の近い部分を持ち、アンカーマンはエンドラインより前に。
テイクザストレイン(手の平を内側にして両手を頭上にあげる)ロープに十分な張りを与える。
D センター調整(主審が動作で示す)
E ステディー(両手を頭上にあげたまま手の平を外向きに返す)選手は静止したまま、テイクザストレインの状
 態を保つ。
プル(頭上にあげた両手を素早く引き下ろす)この合図でロープを引き合う。「ステディープル」は連続した号
 令。
G 勝敗の決定および終了
 一方のロープのホワイトマークが最遠方の2mラインに達したとき(4m移動したとき)勝敗が決定する。
 この時、主審はホイッスルを吹き、頭上で両手を大きく数回交差させる、主審は手で勝利チームを示す。


ル ー ル

ゲーム中の主な反則

(1) 足以外の部分を地面に触れさせて競技を続けた場合。

(2) 故意に地面に座り込んで、正規の状態に戻れなかった場合。

(3) ロープが身体と腕の上部の間を通らないような持ち方をした場合。

(4) しゃがみこんだり、足を膝より前に出さなかったりした場合。

(5) サイドラインから故意に踏み出したり、そのまま引き続けたりした場合。


ち ょ っ と ひ と こ と

*理想のフォームで引くと最大筋力が得られます。

*チームでの呼吸の合わせ方を練習するといいです。


                         《日本綱引連盟技術委員会刊行『綱引競技』より》



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